円高・円安
為替を始めた人が間違えやすい言葉に、「円安」「円高」という言葉があります。 テレビや新聞など様々な場面で耳聞きする言葉ですのでここで確認しておきましょう☆
では質問です。「1ドル=120円が125円になりました。このとき円は円高、円安どちらに進んだでしょうか?」
ちょっと考えてみて下さい。
さて、答えは…。「円安」です。
これを聞いて「120円が125円になったのに、どうして『円安』と表現するんだ??」
と疑問を持たれた方もおられるのではないでしょうか。わかりやすく説明しますね。
為替相場が1ドル=120円ということは、1ドルを買う時の値段は120円です。
一方1ドル=125円のときは、1ドルを買うのに日本円が125円必要になります。
したがって、同じ1ドルを買うときに必要な日本円の量は1ドル=120円の場合のほうが少なくてすみます。
つまり、「1ドル=120円が125円になる」ということは、米ドルに対して、日本円の価値が低くなったということになります。
よって、この状況を「円安」と呼びます
。
逆に「1ドル=120円が115円になった」場合は、同じ1ドルを得るために必要な日本円の量が減少しているので、
ドルに対して日本円の価値が高くなった、つまり「円高」
となります。
まとめますと、「円安」とは、「他の通貨に対して日本円の価値が低くなった状態」、 逆に「円高」とは、「他の通貨に対して日本円の価値が高くなった状態」のことを意味します。
外国為替の特徴について説明します。